クレジットカード

次に"多重債務"に陥ってしまう原因をみてみましょう。
まず1つ目には計画性のない"クレジットカードの利用"が挙げられます。
日本は韓国やアメリカと比較すると、クレジットカードの利用率が低いと言われていますが、あるカード会社の調査によると1990年代までは「クレジットで支払うというのはなんとなく恥ずかしい」という人が41%いたのに対し、2000年に入ってからは24%とかなり減少傾向にあります。
言われてみれば確かに私自身も、最近では支払時にカードを出している人を見ると「かっこいいな」と感じることがよくあります。
実際に日本人がクレジットカードを利用するのは、「手持ちのお金がないから」というよりも「現金を持ち歩かなくても良い」という利便性や、「クレジットカードの利用による還元ポイントが電子マネーや他社のポイントに交換できる」という特典が目的であることが多いようです。
ところが一方で、クレジットカードによるキャッシングが多重債務の大きな原因にもなっています。
現在の日本は"キャッシング大国"とも言われ、大手消費者金融並みの高い金利であるにもかかわらず国民の9人に1人はキャッシングを利用したことがあり、さらに1人あたり平均2枚のクレジットカードを所有していると言われています。
特に20代30代のかつての"サラ金"の暗いイメージを知らない世代では、高い金利も安易に考える傾向が強く、「限度額が貯金の金額に思えてくる......」などとお金を借りるということに関して感性が麻痺してしまい、複数の業者から借金を重ねてしまうというケースも多いようです。
気がついたらいつの間にか"多重債務者"になっていたけれども、家族にお金を借りるには理由を説明しないといけなくて煩わしいからとつい、また他の業者に手を出してしまうという悪循環に陥っています。
また、"スキミング"といって生カードに盗んだデータを入れ込むという外国人などによる悪質な手口の犯罪が増え、クレジットで買った覚えのないものが預金から引き落とされたりする被害もあとをたちません。
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