連帯保証人

"多重債務"に陥ってしまう原因の3つ目には、"連帯保証人"があります。
親戚や親しい友人などから頼まれて連帯保証人になり、結局裏切られる形で多額の借金を肩代わりしなければならなくなり、借金を返済するために借金を繰り返して多重債務に陥ったというケースもあります。
ちなみに、"連帯保証人"と"保証人"というのは同じように思われがちですが、この二つには大きな違いがあります。
たとえば借金の"連帯保証人"になった場合、お金を貸した債権者はお金を借りた債務者にまず返済の請求をするのが筋だと普通考えますが、債権者が「債務者よりも連帯保証人の方がお金を回収しやすい」と思えば、直接連帯保証人に請求することができます。
一方"保証人"の場合は、そのような請求をされた時には「まず債務者に請求してください」、と言うことができます。
このように"連帯保証人"は通常の"保証人"よりも責任が重く、債権者に対しては「債務者と同等の立場で責任をとります」ということを宣言しているようなものなのです。
「いつもお世話になっている人だから......」などという気持ちから、「断りたいけれども今後のことを考えると人間関係がぎくしゃくしそうでむげに断るわけにも......」「名前を貸すだけなのだったら......」と引き受けてあげたくなるのが人情です。
けれども"連帯保証人"や"保証人"になって利益は全く無く、反対に大きなリスクを背負い込んで自分の家庭を破滅させることにもなりかねないために、引き受ける際には余程の覚悟が必要です。
一旦"連帯保証人"や"保証人"になると、保証義務が発生しそうだからといって保証人を降りることはできません。
そこで断る口実が見つからない場合には、「親が連帯保証人になることを絶対に許してくれないから......」とか、「以前連帯保証人になってひどい目にあったことがあるので、それがトラウマになって連帯保証人という言葉を聞くだけでも精神状態が......」などと、多少嘘をついてでも断るほうが良いでしょう。
"義理"や"人情"も人間にとっては必要なものですが、それが思わぬ災難を招くこともあります。
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